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撥水加工・カビ軽減加工をお考えのお客様へ注意事項

 

1・撥水加工 

 撥水加工の場合、幕体に「溶剤痕」「液貯まり痕」「液垂れ痕」等が発生する事があります。気を付けて作業をしますが予めご了承願います。生地の劣化は幕体全体が均一に劣化するのではなく、雨や紫外線が原因で部分劣化していることがあります。「極端に劣化している」箇所と「そうでもない」箇所に分かれ、極端に生地が劣化している箇所は撥水剤を多く吸収するため変色しやすく、そうでない箇所は撥水剤の乗りが悪い(撥水被膜残の上に撥水剤を撒いている)ので変色しにくい傾向にあります。また弊社で使用している撥水溶剤は無色透明ですがカビと反応しカビが浮き出てくる不思議な現象が過去の事例としてありました。この場合症状をお伝えした上でカビ軽減加工をお薦めしております。

一度付いてしまった溶剤痕は撥水剤が原因ですので、あえてシンナーやベンジン等で無理に落とすことはしておりません。雨などで自然に緩和されてきますが、逆に溶剤痕が消えてきたら撥水が切れかかっている目安にもなりますので撥水性の目安として下さい。

※溶剤痕が心配だったり気になる方のご依頼(新規受付)はお受けする事ができません。よく「どの程度の溶剤痕が残りますか?」や、「溶剤痕は目立ちますか?」等とお問合せを頂きますが正直、「やってみないと分かりません・・・」が今のところ正しい答えだと思います。リスク・デメリットがある事もご了解願います。

特に重曹処理された幕体は変色する可能性が非常に高いです。「雨漏れ」と「溶剤痕」を天秤にかけ十分お考えの上、ご判断下さいませ。

 

 撥水加工は水弾きだけが目的ではなく、むしろ幕体同士の色移り防止の方に私は期待しております。特にフロアやポールスリーブ等の色が異なる生地から、他の箇所に色移りする事がよくあります。これは幕体を畳んで丸めて収納袋に入れて長期保管することで起こりうる現状です。撥水剤で被膜して色移りを防止する役目も少なからずあると思っています。

2・カビ軽減加工

 

 「カビが生えてしまった幕体は復活できません。他のテントにカビが転移する前に廃棄処分・・・・」が約1年前の話し。今では完全除去は難しいですが、軽減加工ならお受けできます。多分世界初?の試みだと思います。但し、全ての幕体に適用する訳ではないのでお断りする場合もあります。生地・PUコーティング等を犯さず、カビだけ除去(軽減)。人間に例えるなら「末期がん」のオペ。当然変色や液だれ痕は発生します。塩素系の匂いもはじめは残ります。ただ、カビの発生したテントを使っていて、「気管支炎や咳喘息、肺炎」にかかってしまったというユーザーさんの声も聞いております。思い当たる点を伝えたところ「ご家庭のエアコンか、カビの生えているテント」のどちらかが原因だと医師に言われたそうです。カビを甘く見てはいけません。「自分のテントにカビが生えている訳が無い」と勝手に思っているお客様も大変多いです。私もそうでした。「まさか自分のテントに・・・」で見たところタープに黒い斑点を発見し、いくつもの溶剤を自分の幕体で試した結果、ようやくナイロンテントやコットンシェルターに合う溶剤を見つけました。お悩みの方は是非ご相談ください!

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