シームテープ貼り替え修理
シームテープの貼り替え又は再圧着加工を承っております。きっとこんな作業をお受けしているのは世界でも私だけでしょう?
アメリカ人に言ったら「クレイジー!」と言われました(笑) どうやら海外の方はシームテープが劣化したら「捨てる」という解釈なのでしょう。
日本人でもそう思っている方は少なくありません。ですがSDG’sのこのご時世、それで良いのでしょうか?
「シームテープが劣化して、雨が漏れても平気」という人もいますが、私も以前はそうでした。ですがシームテープの残骸は有害物質で
天井からパラパラ粉雪のように降ってきて、食事に降りかかり、それを口にすると・・・・。
その他、シームテープはただの「雨漏れ防止」と思っている人がいますが、実は「縫い目の補強」の役割が大きいのです。従って10cm×10cmの
当て布修理にも裏側からシームテープは必ず貼ります(シルナイロン・TC 除く) ビンテージテントは特に劣化してくると針穴も広がり隙間が出来、雨漏れしやすくなっていますのでシームテープ機の熱プレスによって針穴も小さくなり、隙間にはシームのノリも付着しますので効果ありです。
ですのでその重要性を認識し、当工房ではテントの構造に応じて用途別の2台の専用機を所持しています。(ローラー型/プレス型)
尚、シームテープが剥がれてしまった・・という事は、既に縫い目から雨漏れしてシームが侵された可能性がありますので
同時に撥水加工をお薦めします。雨漏れしやすくなっているテントに新しいシームテープを貼り替えても、また同じことの繰り返しとなります。
少しでもシームの劣化を遅らせる為、全体撥水若しくは縫い目だけの部分撥水加工がお薦めです。この機会にぜひご検討下さい。
撥水加工は こちらのページでご確認ください。
シームテープ貼り替え加工費の目安
■1人用フライシート 9,500円 程度
■2~3人用フライシート 12,000円 程度
■4人用フライシート 14,000円~
■5人用フライシート 16,000円~
■タープ 小/大 8,000円/12,000円~
■大型シェルター 30,000円~
尚、シームテープ貼り替え修理ですが、生地の状況、PUコーティングの状態によっては、「貼り替え」ではなく、「再圧着処理」をお薦めする場合があります。この場合、貼り替え価格よりは約2,000円程度お安くなります。
※、インナーフロアのシームテープはサービスで貼り換えます。遠慮なく一緒に送って下さい。
※ 重曹に漬けてPUコーティングを剥がしたものにはシームテープは貼ることが出来ません。一部の方がベタツキを消すために
重曹処理を進めているようですが、ナイロンにとっては「死」を意味する行為です。
ローラー型シームテープ専用機
シームテープ貼り付けの作業画像です。
こんな感じでシームテープを貼り付けています。
※クリックすると動画と共に音楽が流れます。
音楽不要の方はミュート設定若しくは
スピーカーの電源をOFFにしてからご覧ください。
パネル型シームテープ専用機
ガビガビになったシームテープの残骸除去作業です。
擦ったり歯ブラシで磨いても取りにくいですよ。ですので1度シームテープを専用機で貼り、
熱いうちにそのシームテープを剥がします。PUコーティングも侵さず綺麗に除去できます。
家庭用アイロンですと熱と圧力が足りないし、熱すぎたり圧力をかけすぎたりすると
幕を犯す(穴や溶けや収縮する)ことになりますのであまりお薦めはできません。
これに関しましては「腕や技術」と言うよりも、「道具」の力ですね(笑)
シームテープ貼り替え加工実績例
シェルター実績例
Snowpeak リビングシェル @36,000円~
Snowpeak ランドロック/トルトュPRO @42,000円~
Ogawa リサービア @38,000円~
Ogawa ロッジ型 @38,000円~
マーモット レア8 @48,000円~
TNF トレイルヘッド6/8 @36,000円/46,000円
※ 以下はお受けする事は出来ませんが、サイズ価格目安として
MSR パビリオン @40,000円
MSR バックカントリーバーン @36,000円
MSR ボードルーム @38,000円
タープ実績例
Moss Outfitterwing(中国) @16,000円~
Moss 12ft/19ft @8,000円/12,000円~
Snowpeak レクタ型 @14,000円~
Snowpeak ヘキサ型 @12,000円~
コールマン 3m×3m レクタ型 @14,000円~
上記以外の製品加工費はお問合せ下さいませ。